【英】コッツウォルズ①

bibury2 コッツウォルズ1日目

学生時代の友人あやが、イギリス人と結婚してロスで生活している。2002年のクリスマスは、あや(3X歳、妊婦)と長男アーチー(2歳、ハンサム)とあやのママ(?歳、美人)と、あとから到着するイギリス人の夫(3X歳、ジョーク好き)とともに、夫の実家(父:Ken、母:Muriel)があるコッツウォルズに滞在することになったというので、わたくしたち夫婦もお邪魔することに。工業港湾地方都市サウサンプトンから、さあ、憧れのカントリーサイドへ!!  《2002年12月20~22日》

まずは、レンタカー屋。ヒュンダイのマトリックス(ホンダのフィットの乗り心地を少し悪くした感じ)72時間で、£84(約16,000円、悪くない)。マニュアル車。イギリスではオートマ車は好まれず、ほとんど走っていない。値段が高い上に壊れやすいかららしい。久しぶりのマニュアルの上、左ハンドル右側通行だったら、運転する夫は大混乱で頭を抱えていたと思う、イギリスは左側通行でよかった。

道路地図を買い、お弁当とお菓子とお茶をもって、いざ出発。イギリスでは信号が少なく、代わりに交差点には、ラウンドアバウトと呼ばれる、円形の「安全な交差と方向転換のためのしくみ」があって、慣れない夫は苦労していた。慣れれば信号ほど無駄に待たなくてよいので便利らしい。

stone henge 途中で寄ったストーンヘンジ。高速道路の脇にあって、周りはだだっぴろい野っぱら。羊がうろうろしていた。入り口で受話器型の各国語説明マシーンを無料で貸していて、これを耳にあてて聞きながら見学を進めることになっているのだが、長ったらしく、雨が降って寒くいので、すっとばす。結局、だれがいつなんのためにどうやって建てたのか、わからなかった。よく近所にミステリーサークル(穀物が一夜のうちに不可解な幾何学模様になぎ倒される現象)が現れるらしいが、夫は「だれかが必死で踏みつけているのさ、絶対だよ」と言っていた。

the catherine wheel 今回泊まる宿"The Catherine Wheel"。コッツウォルズ丘陵のうち、バイブリーBiburyという村にあるなんてことない宿泊施設つきのパブ。B&Bで1泊1室£49。そこここに宿名にもなっている車輪がおいてあったのは何だろう?2日目の朝はイングリッシュブレックファスト(グリルしたソーセージとマッシュルームとトマト、ハムエッグ、薄いトースト)を初体験したが、まずかった。3日目は、コンチネンタルと言い渡し、パンとシリアル(ケロッグ玄米フレーク)と果物だけもらった。

pub 隣村のオルズワースAldsworthにいって、あやを拾い、Ken(あやのだんなさんのパパね)いきつけのパブで夕食。妊婦のあやはshandyという、ビールをレモネード(甘い炭酸水)で割った飲み物を飲む。Biburyで養殖しているマスのソテーと、ラムの煮込み料理を食べ、デザートはtreacle tart(含蜜糖をしみ込ませたタルト)とspotted dick(たいへんな名前のお菓子…注文するのがちょっと恥ずかしい)を。デザートを頼むと普通「何を添える?アイスクリーム?カスタード?それとも生クリーム?」と聞かれる。おいしかった。

先にKenの家でもさんざんbitter(常温で飲むとろりとした泡のビール)をご馳走になっていた夫は、へろんへろんに酔っ払って、何を聞いても英語で答えるという奇妙な行動のうちに、寝てしまった。ひさしぶりのドライブと、ひさしぶりの友人との再会。越えてきたみどりの丘、羊やぶたの動物たち、くぐり抜けた小さな村々、古い家並み。1日目終了。

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